どっとはっくごろく
パロディ・Vol.1
通常版のセリフと参照したいです。
テキトーに色つけたので目に痛いかもしれません。
読んでもそれなりに笑えますが、やっぱりフルボイスだと可笑しさ倍増ですねー。
注)表示通りではなく、区切り方や伸ばし等、声優さんのボイスに合わせた作りになっているところもあります。
    

オープニング
ぶぶ漬を求めて旅立ちし影持つ者
未だ帰らず
通販の竃(かまど)鳴動し、
闇(ダック)の女王おかん、ついに挙兵す
光(リョース)の王いけずな方、呼応して
両者、ホルモン屋にまみゆ
共に戦うは忌まわしき“耳”
金魚すくい煮え立ち
天目百杯棒八百本、倒る
すべての力、あめちゃぶの尻に滴となり
影を持たざるものの世、麻婆豆腐
ぶぶ漬を求めて旅立ちし影持つ者
永久に帰らず

ヤスヒコからのメール
やぁやぁ。
ええと…… なんだっけ……
あっ、そうそう。
ザ・ワールドじゃ、オレ、
オルカって事になってるから。
そこんとこ、わかるよな。
本名で呼ぶな。
呼んだら、後で、殴る。
あの世界だと、違う自分になれる。
違うオレ、もう一人のオレ、素敵なオレ。
んじゃ、ルートタウンで待っててやらぁ。


Δサーバー/水の都マク・アヌ
    オルカ「よぉ。来たな
    
カイト「お。田中わび助
    
オルカ「ばかやろう! 本名で呼ぶなって言ったろ〜がっ!
    
カイト「すまん。だって……、どう見ても、田中わび助、そのまんまじゃないか。
    
オルカ「あ、まだ言うかっ! オレはオルカ。田中わび助、禁止!
        ついでに……、オルカはおるか?ってのも禁止だ。
        もう一人の自分。素敵な自分。オレは蒼海のオルカ!

    
カイト「……納得いかん
    
オルカ「おまえ、後で、絶対、殴る……

Δ萌え立つ過越しの碧野・ダンジョン/少女と遭遇@
    オルカ「おお? 見たか? 今の……
    
カイト「あれは……まさか!?
    
オルカ「タイプだぁ、あの子。好きだぁ〜。
        あんな黒いやつに渡してたまるか。行くぞっ!


Δ萌え立つ過越しの碧野・ダンジョン/少女と遭遇A
    オルカ「お嬢さん……。携帯の番号を教えて下さい。
    アウラ「携帯は持ってません。
    
オルカ「これは、あなたの自分史?
    アウラ「語るほどの自分史はありません。あなたは、足がくさいバカ?
    
オルカ「長い文章を読むのは苦手で…
    アウラ「反則技……。キャラクターひとつで喜び、悲しみ、どちらにでもなる。
    
オルカ「お嬢さん、君の名は……
    アウラ「ひ・み・つ
(スケィス登場)
    
オルカ「逃げるなよっ! 気合で倒すぞっ!
        気合だっ! 努力だっ! 根性だっ!
        オレの熱いプラトニックを――注入してやるぅぅぅぅっ!!

(データドレイン)
    
オルカ「あれ…オレ…なんで?
        もう一人の自分。素敵な自分。本当のパパとママはどこにいるの?
        ああ、綺麗なお花畑が…
        お嬢さぁぁぁぁぁぁぁん



田中わび助は、
やっぱり足がくさいだけのバカ
だったんだろうか……
そして――
田中わび助が入院したことを、ぼくが知ったのは、翌日になってからだった
こうして、ぼくは―
田中わび助に殴られずにすみ、
田中わび助は期待していたらしいエビフライと五目チラシを食べることができなかった。
それにしても、あの女の子――
間違いない。
彼女は、きっと、ぼくが保育園の頃に飼っていたハムスターなんだ


BBSに書き込み「意識不明―お願いです」
友だちが、このゲームをしてて意識不明になりました。
それはともかく、ぼくはゲームの中で『たみよ』に会いました。
『たみよ』は、昔、ぶらりと家にやってきた父さんが、
縁日でぼくに買ってくれたハムスターです。
あれは、絶対、たみよに間違いないです。
でもそんなことってあるんでしょうか?
何かしってる人いませんか?
誰か他にそういう人知りませんか?
どうやったら、また、たみよに会えますか?
何でもいいです。情報下さい。
お願いします。


Δサーバー/ブラックローズ登場
ブラックローズ「19世紀最後の年の9月8日――
        リバプール港を出た船と横浜港を出た船がインド洋上ですれ違った。

    
カイト「……うっわぁ
ブラックローズ「船上の二人には知るよしもなかったが、すれ違った二つの船には互いに旧知の相手が乗っていた。
        日本を目指す船には南方熊楠。ヨーロッパを目指す船には夏目金之助。
        後の漱石である。風雲急をつげる欧州で彼を待っていたものとは、いったい?

    
カイト「……
ブラックローズ「つづきは――
    
カイト「……
ブラックローズ「第三部『大陸望郷編』にて
(話し掛けると)
ブラックローズ「一方その頃、大化の改新の興奮さめやらぬ朝廷に新たな事件が起ころうとしていた。
        次回『大陸望郷編』にロックオン!


Δサーバー/ブラックローズとの絡み
ブラックローズ「もう、疲れちゃった…
        あなたも、そうやって――通り過ぎていくだけなの? それは、なぜ?
        わたしが記憶喪失だから?
        やさしくしてくれたら、とっておきの場所、教えるのに……

(「怪しいからやめとく」)
ブラックローズ「へーきだよ。そういうの慣れてるから…
(再び話し掛ける)
ブラックローズ「ありがとう! 考え直してくれたんだね
(「やめた」)
ブラックローズ「それって、中途半端なじらし?
(「行く」)
ブラックローズ「うれしい! あなたなら、わかってくれると思ってた
(最初の選択肢で「ぜひ知りたい」)
ブラックローズ「ああ。うれしいっ! 一緒に行ってくれるんだね!
        とっておきの場所は、Δ隠されし禁断の聖域


Δ隠されし禁断の聖域
ブラックローズ「ああ……、やっぱり……
    
カイト「?
ブラックローズ「私は記憶喪失で、おまけに。なんでもない…。
(話し掛ける)
    
カイト「ねぇ
ブラックローズ「さっきの話――気にしてるんだね……
        そうだよね。気になるよね。
        実は、わたし、記憶喪失で、おまけにとっても運の悪い女なんだ。
        きっとロクでもないことが起こるよ

    
カイト「……
ブラックローズ「たはは。引かれちゃったかな……
        しょうがないよね。そうか、引かれちゃったかぁ……


(ゴブリン出現)
ブラックローズ「ほら。ほらね。なんか出たでしょ
(カイト戦闘中)
ブラックローズ「わたし、ここで死ぬのかなぁ。
(カイト戦闘中)
ブラックローズ「も〜だめだぁ〜〜。
(ゴブリン撃破)
ブラックローズ「生きてる! わたしまだ生きてる!
        あなたが守ってくれたのね。どうしよう……わたし……


(像の前へ)
ブラックローズ「五族協和の旗の下―― 関が原へ! 関が原へ!!
        日本経済は休息に肥大化しつつあった。

    
カイト「巨人、たいほう、卵焼き……。後は削り取られてて読めないな。
ブラックローズ「ねぇ…
    
カイト「ん?
ブラックローズ「好きになっても、いいかな…?
(カイト微笑みながら振返る)
    
カイト「この像を?
ブラックローズ「ばか……。もう……。でも……、スキだよ。
        
わたしね、ここに来れば失われた記憶が――
(バルムンク登場)
  
バルムンク「暴走するぞっ!
ブラックローズ「しません! 若さゆえの過ちなんて……
  
バルムンク「ニュートリノのカウント数増加中! ドップラー効果の赤方偏移停止!
ブラックローズ「まさか……SFに持ち込むつもり?
  
バルムンク「未知の物理現象だっ! オメガ13改を発動するっ!
(斬りかかる)
  
バルムンク「なにっ! 効いてないっ!?
ブラックローズ「あたしよ、シンシアよ、わからないの?
        ――と、彼女は言った。
        わかるはずがなかった。なぜならそれは間違い電話だったのだから。
        で、これは何?

  
バルムンク「Uノザワシンだ。Uノザワがデータを書き換えている。
        コイツは――不死身だっ!

ブラックローズ「さいたま市とさだまさし、は似ている。
  
バルムンク「バカなっ! そんな攻撃で脱力する相手かっ!
ブラックローズ「真実は、ついに――
        語り尽くせないドラマを生んだ! 次回、最終章『愛と哀しみの山河』

  
バルムンク「くそっ! こんなことなら徹夜でオメガ13Zを開発しておくんだった!


(アウラの声)
    アウラ「寒いよぉ…
    
カイト「誰だおまえは?
    アウラ「ガッツ石松――ではありません。
(インストールブック“黄昏の書”を使った!)

    
カイト「そうか、ふははは。とうとうおれも必殺技を会得したってわけか……
ブラックローズ「また、生き残ってしまった…
  
バルムンク「今の大技、お前も、あのUノザワシンと同類というわけか。
        貴重な資料だ。キミの身体を調べさせてくれたまえ!

    
カイト「やめてくれ…命をけずる必殺技、身体調べたってわかりゃしねぇよ…
  
バルムンク「甘いな。最後に勝利するのは、キミか、私か?
        それとも――Uノザワシンか?
        いいえ、科学です!
        科学に背き、精神世界に逃避する者を私は――許すわけにはいかない!

    
カイト「タカラヅカみたいなカッコしやがって…
  
バルムンク「これは世を忍ぶ仮の姿――
        キミの身体、腕ずくでも調べさせてもらうっ!

    
カイト「ついでに改造でもしようってのか?
  
バルムンク「よくぞ言った! 今なら10%ポイント還元だ!
    
カイト「うう、犬や猫にさえ家があるのに…、おれに安らぎの地はないのかっ?
ブラックローズ「あなた――ドップラー効果のあなた。
        この場はあなたの負けです。それはあなた自身が一番よくわかっているはず。

  
バルムンク「……なるほど。
        ロシュの限界がトンネル効果なのだな。……しかたない。
        今回だけは見逃してやる。
        だが、タキオンがZ軸を貫通したら、その時は――


(ヘルバ、話し掛ける)
    
ヘルバ「フィアナの末裔・蒼天のバルムンク――
        しっとりと死んだ魚をわたす秋の猫

  
バルムンク「甘い! 対数関数と指数関数の関係は?
    
ヘルバ「(T_T)
        彼はね――足くさいバカの友人よ。

  
バルムンク「オルカの…?

(バルムンク去る)
    
カイト「おれの父ちゃんは流れ者だった。
        家にいることなんか、ほとんどなくて、
        だから、おれの父ちゃんの記憶といえば、
        縁日で買ってもらったハムスターのたみよのことが、ほとんどで……

ブラックローズ「そっか……。わたし一人が不幸なわけじゃないんだ。
        似た話は――どこにでもあるもんなんだね。
        でも……、あなた、お母さんは?

    
カイト「いない。母さんは――父さんを探しに旅に出て、それっきりだ。
        足がくさいバカのオルカも、似たような境遇のヤツで、
        人がたくさん集まるここなら、何か手がかりがつかめるかも、と
        そう思っただけなのに……


(マク・アヌへ戻る)
ブラックローズ「伊達正宗はサイパンを捨ててまで反撃の機会を待とうとしているのか?
        17条憲法を発布したギレソの秘策とは?
        にわかに緊迫の度をますオホーツクに明日はあるか?
        次回『博多天神風雲編』で会うっちゃ!

BBSを見る
    カイト「あ、ひでぇ! 削除されてやがる!

ブラックローズからのメール「特別な感情」
あなた、もしかすると…
いいえ、まだ、わからない。
でも、まさか、そんな―
ひ・み・つ…


ヘルバからのメール「奥義暗黒吸魂輪掌破」
おまえの技、見せてもらった。

蒼ざめた白い絹糸のあさぼらけは
息苦しい程きわどい化粧
回復期の姿見えぬ器官
唾液につつまれたひたひたの脳を
あなたは指し示したか

いい?

    
カイト「あなどれないやつ… こいつ、何者?

ミア&エルク登場イベント
    エルク「金星人さんからの電波によると、エノコロ草いっぱいのエリアがあるんだって。
        ねぇ、行こうぴぽ。

     
ミア「金星人? 祖先の霊の間違いでは?
    
エルク「違うよ、地球外生命の人だよ。ぷ
        ミア…みょん。

     
ミア「不思議な波動を感じる。
        おぬし、もしや―動物霊に取り憑かれてはおらぬか?
    カイト「取りつかれてる……おれが?
     
ミア「ルルリララ。笑うゴボウは何を見た。
    
カイト「ちは
     
ミア「ルンルリルララ。うろつきナスビと怒られカボスの、おかしくて、やがて切ない物語。
        病んでおるな。

    
エルク「ミアの電波は変調が激しすぎるっぷ。
        ぼくもインプラントしてほしいっぴ。

     
ミア「人は出会い、別れ、そして――、再び、めぐり合う。
        因果よな…。いずれ、また会おう。

    
エルク「ミアみょ〜ん。また通信が来てるよ!
        今度はベガからの通信だっぱっぴぃ。


Δ茫漠たる騒霊の沙海・ダンジョン
システム管理者「ザ・ワールドをプレイしていただき、はい、よろこんでっ!
        このエリアは、構成データ破損のため、誰がじゃぁ!?
        正常なプレイが出来なくなっています。アホかっちゅ〜ねん!
        ゲートアウトでタウンへお帰りください。

ミストラル登場
  ミストラル「いい男だねぇ。やるもんだよぉ。
        天神様の言うとおり、って(笑)
        そりゃそうと――なんだって、そんなことできんのサ?

    
カイト「…奥義暗黒吸魂輪掌破」
  
ミストラル「わけありかい……しょうがないねぇ。
        人それぞれだもんねぇ。
        でもさ――困ったときゃ、ご隠居に相談するんだよ
        てやんでぇ、べらぼうめ!
        こちとら、まどろっこしいのはだいっ嫌いでねぇ。
        カップ麺バリバリかじって、後から湯ぅ飲む手合いさ。文句あるかい。
(間)
  ミストラル「はぁっ――
        あああっ……
        おら、今、江戸の姉さんになったけべか?
        なしてだべぇ……やんだごどぉ。
(間)
  ミストラル「ちょいとお待ち。
        取り込んでるから落ちるわ。
        ふぬっ…、ぬおぉぉぉぉ。まだ遊んでけらっしゃい。


Δパワーアップキャンペーン
システム管理者「このアイテムはあなたのPCがすんごいことになります」
        アイテムウインドウを開いて使用すると、
        ガーッとかギュオォンとか、なります。

ミアからのメール「アンコ食うなんとか」
らんらられれろ、必殺技。
泣きべそジャガイモ、芽をふいた。
怒られカボスの明日はどっち。

その技に隠された秘密、知りたかろう。
Δ果てなき大罪の累壁
一人で来なさい。
来ないと、落武者の霊が取り付くぞ。


Δ果てなき大罪の累壁
     ミア「
ららんろりりる、こんにちは。いじけイチゴは冷蔵庫。野菜室の奥の奥でしなびてる。
        そこまでおいで。いじけイチゴがカビないうちに。

    
カイト「おまえは…、なぜ、技のことを知っている?
     
ミア「聞いたのだ…。自縛霊のフランソワーズから。

Δ果てなき大罪の累壁・ダンジョンB1F
システム管理者ザ・ワールドをプレイしていたたたた、まことにありがとうさん入れ歯。
        このエリア、リア王子のキツネ。大胆不敵な状態となっておりんご。
        正常なプレイが出来なくな小鳩よ。
        直ちにヘールドに一条戻り橋、ゲートアウト、チェンジ。

Δ果てなき大罪の累壁・ダンジョンB3F
     ミア「
らんろれんらりんら、毛が生えた。怒られカボスにも毛が生えた。
        真っ黒ふさふさ毛が生えた。
        怒られカボスは怒られる。バーバラ婆あに怒られる。
        怒られカボスは毛を刈った。
        わかるか…?


Δ果てなき大罪の累壁・ダンジョンB4F
     ミア「
ろんでろでろりら、ごくろうさん。
        うろつきナスビがそれ見て笑う。バーバラ婆あも大笑い。
        ところが大変、どうしよう。うろつきナスビはヒゲだらけ。バーバラ婆あもヒゲまみれ。


Δ果てなき大罪の累壁・ダンジョンB5F
     ミア「
ぢぼじべじょぼげぶ、おいでませ!
(バグ出現)
     
ミア「すみません! 体調崩してるので月曜までのばしてもらえませんかっ!
(戦闘後)
     
ミア「あれがアンコ食う求婚者。初めて見た…。
    
カイト「なんだと、ふざけるな!
     
ミア「神聖にして不可侵なる地底の楽園――アガルタ。
        そこには世界のオカルティストが注目する、秘められた力が存在した。
        その名を――ヴリルパワー!
        米国防総省がノドから手が出るほどほしがっている力だ。

    
カイト「俺の技と、その力に何か関係が?
     
ミア「ない。あったら大変だ。この物語は――伝奇バイオレンスアクションになってしまう。
        それはともかく――停滞した状況を一気に打開する便利な言葉――それはともかく、
        超次元霊界航法のやり方を教えよう。カオスゲートで待つ。
        でんどろぢぢだば、うっかり玉ネギ。


Δ水の都マク・アヌ
     ミア「
さぁ、我らと交じり合い、共に入っていこう。
(一人でカオスゲートへ)
     
ミア「おぬしひとりでは、いかんともしがたし」
(2人連れてカオスゲートへ)
    
 ミア「怒られカボスは泣いていた。今日も怒られ泣いていた。
        入りたいのに入れない。クマが来るよと泣いていた。正しい言葉を選びなさい。
        えいえい、おすもう。楽しいな。板の上にあったでしょ?

        
耳かむぞ。

(ゲートハッキング)
    
 ミア「大
             ぼさ

         つ

        と

                    うげ。
        目で見ようとするな。心で見るのだ。わかるな?


Δ閉ざされし忘却の双丘
     ミア「
桃栗3年ガキ8人。山から小ゾウが耳――。要するに――そういうことだ。

Δ閉ざされし忘却の双丘・ダンジョンB3F
     ミア「
魔方陣に近付くと、Uノザワシンが出てくる。
        手打ちそばに惑わされることなく――夢クリエイション。
        怒られカボスは、どうしてうろつきナスビと友達なんだろう?
        そこには、世界の存亡にかかわる、大きな謎か隠されているのかもしれない。

    
カイト「なんてこったっ! そうだったのか……
(戦闘後)
    
カイト「梅田まで川原町から30分――阪急電車。
   [カイトは熱く語った]
     
ミア「おぬしにまとわりつく残留思念には放っておけぬものを感じる。
        たりりたららぼぼべん。怒られカボスはやせっぽち。色が黒くてやせっぽち。
        それでも大きな夢がある。怒られカボスのその夢は――パン屋さんになることさ。

    
カイト「燃えるぜっ!
     
ミア「パンは燃やすものじゃない。焼くものだ。
    
エルク「今はすでに過去――そういうことか
(ミア帰る)
    
エルク「……。

Δ水の都マク・アヌ
  バルムンク「事象の地平に――チェレンコフ光がまたたく。
    
カイト「出たな…!なぜかはしらんが、俺は…あんたを見てると無性に腹が立つ。
  
バルムンク「惚れたのか?
        うふ…。

    
カイト「うふ――じゃねぇ!
  
バルムンク「まだまだ青いな
[バルムンクは難解な話をたっぷり語った]
  
バルムンク「ロシュの限界を越えたプリオンをマックスウェルの悪魔が笑う時、
        コヒーレントなシュレディンガーの猫によって説明できるか。できまい。
        ゆえに、お前は青い!

    
カイト「……だから、何が言いたいんだよ。おまえはよー
    
ヘルバ「逆さ張りつけの魚のほくそ笑み。
    
カイト「ええ乳してまんなぁ
    
ヘルバ「そこだけ関西弁か――奥義暗黒吸魂輪掌破の使い手よ。

    
カイト「まさか――りかついだ金太郎!
        メールをくれた人。勅使河原はるさん?

    
ヘルバ「誰だそれは?
    
カイト「母方のひいばあちゃん。
    
ヘルバ「おお水の中の錆の陣痛よ!
        おまえは――とにかくリョースに気をつけろ。
        これはほんの挨拶代わり

(ウィルスコアO入手)
    
ヘルバ「ひねった後の毛根の跡。空腹な毛抜きはわき毛をついばみ、災いの種子を撒き散らす。
        その者の名こそ――リョース。

    
カイト「敵なのか?
    
ヘルバ「つかんだレバ刺し、指間よりにゅるり出す、冷ややかなしたたり。
        じゃあ、またね――とゲル状の朝がくる。



アウラのメール
私はたみよじゃない。
ハムスターじゃない。
どうしてわかってくれないの?
こんなの悲しすぎます。
早く――
早く私に気付いてちょうだい。

ブラックローズのメール「こんにちは」
過ごしやすい一日でしたね。
思い切ってメールしてみました。
そろそろΘサーバーに行ってみませんか。
Θ静穏なる久遠の白魔
そこになら、
記憶の手がかりがあるような、ないような……
どっちでしょう?

Θサーバー・ルートタウン
ブラックローズ「ああ、よかった……!来てくれたんだ。
        Θ静穏なる久遠の白魔、行くよね?
        カオスゲートで待ってるから…。

    
カイト「まかせろっ!

Θ静穏なる久遠の白魔
ブラックローズ「あ、流れ星…。肝吸い、飲みたいねぇ。
(ダンジョン3F)
    
カイト「俺に恐れをなして、逃げ出したか。まさかな――
ブラックローズ「あたしが運のない女だから……。きっと、それでだと思うよ。
        ごめんね。たまんないよね。もう…どうだっていいや。


Δ水の都マク・アヌ
    エルク「ミアっぴ。最近、悪い電波が出てるぴぽ。
     
ミア「暗い波動。深い闇の奥から。ゆあんゆよん。
    
エルク「そんなこと言ってると、クジン人さんに嫌われちゃうぱぺ。
     
ミア「電波遮断――テレパシーは、もう使えないぞよ。
    
エルク「ミアぴょん…。海は広く、ぼくの船はあまりにも小さすぎてダメなんだぁーっ!
     
ミア「るんるりらら。怒られカボスの物語。しみるわぁ…
(カイト登場)
    
エルク「きみだねぽぉ。わかってる、何も言わなくていいっぴ。
        パクのサーミアンによると、Δ豊穣なる微笑みの菌糸がおかしくなってるのは、
        Uノザワシンのせいだって言うぴょん。きみだって放って置けないにゃら。
        なんとかしないとくりりんぱ。

    
カイト「いいよ
    
エルク「そう言うと思ったっぴ!


Δ豊穣なる微笑みの菌糸
    カイト「敵はどこだ?
    
エルク「ああああ……あれぇ……うわぁ。寿町の新里さんからの電波だっぱん。
    
カイト「寿町の新里――そいつが敵か?
    
エルク「新里さんは、言ってるっぷ。新里さんは、怒ってるっぷん。
        自分は塾通いの中坊じゃないって! 頼むよ! 認めてあげてっぺぷ。
        そうしないと――サバの報いが……がーぴぴぴ。お願いだから、認めてくれろぽぽぽ。

    
カイト「それは――無理。
(ノイズ)
    
エルク「こ、これは――電波が激しく干渉しあってるぷぴぃ。
    
カイト「Uチヤマ…?

Δ豊穣なる微笑みの菌糸・ダンジョンB1F
    
エルク「うわぁ……アタマ痛いっぴ。電波が、ぽきゅの受信限界を――
    
カイト「へなちょこ
    
エルク「なんとでも言えっぷ。電波の合唱を感知できないおまえになぁにが――

Δ豊穣なる微笑みの菌糸・ダンジョンB3F
    
エルク「―ac派ですか、―ndows派ですか?
     
ミア「―S2
    
エルク「そつのない…。
(ボス戦)
     
ミア「怒られカボスは言いました。どうしてあたしだけが怒られる?
    
エルク「それには、もちろん――理由があるはずだぱ、びびび。
     
ミア「Uノザワシンを倒してもUチヤマは止まらないのか……
    
エルク「ガガギギ……トメラレルモノナラトメテミロ デ ゴザイマス
     
ミア「取りつかれおったか……。牛がくるぞ――還れっ!
    
エルク「うん……そうだね。
    
カイト「…………

ブラックローズからのメール「真実の場所」
こないだのことがずっと引っかかってて、
あの書き込みの人、つきとめて、ちょっとシメたらゲロってくれたの。
ホントの場所は、
Θ呪われし失意の楽園
だって。
ご一緒願えるかなぁ?


Θタウン
ブラックローズ「Θ呪われし失意の楽園、一緒に行ってください!

ゲートハッキングを試みる
ブラックローズ「禁断の障壁の奥に待ち受ける驚ガクのワナ!
        ついに奥義の破れる刻、来るか!?

    カイト「負けるぞぉ〜っ!!
ブラックローズ「なんか、ちがう。
        あ、そうか――負けてどうするっ!
        って……遅いや。

ミストラルからのメール「ご無沙汰」
ちょいと、あんた、冷たいじゃないのさ。
いったい、どこで、どうしてるのやら……
いくら待ってても、音沙汰ないし、こっちから文をしたためてみましたのさ。


Θタウン
  アペイロン「悪いな。流れ者に女はいらねぇ。これ以上、かかわらねぇでくれ。
  ミストラル「ほだなごど……ほだなごどぉ……
  アペイロン「幸せになれよ
  ミストラル「うわぁぁぁぁぁぁぁ。やんだぁ……!
  アペイロン「夢は――いつか覚めるもんさ
  ミストラル「夢、んねもの……んねよぉー
  アペイロン「あばよ
  ミストラル「だは。おら、こっぱずがすぃ。
    カイト「あんた、ただ者じゃないな。
  ミストラル「んだ。わがっか?おら、実は――。はぅぅぅぅ……く、来んなぁーっ
    カイト「あんたの言葉、よくわかんねぇよ!
  ミストラル「来ねでけろずぅー。のわわぅぅぅ。
(ミストラル・ゲートアウト)
  
アペイロン「おまえ……
    カイト「俺?
  アペイロン「鉄壁の書――これをインストールするべきだな。そうすれば、鉄壁になる。
    
カイト「……なにが?
  アペイロン「999GP
    カイト「なんだか知んねぇーけどよ、俺には必要ねぇぜ。
  アペイロン「奥義暗黒吸魂輪掌破か……。これだから若造は――。
        いつも、力で押し切れると思うな。老婆心だ。買っとけ。

    カイト「いらない。
  アペイロン「いいんだな? 後悔したときには、手遅れだぜ。
    カイト「でもいらない。
  アペイロン「どうしても俺の言うことを聞くつもりはないってか。
        気に入った! こいつは、おまえにくれてやる。

(鉄壁の書・入手)
  アペイロン「おまえとは、また……いずれ、どこかで会いそうな気がする。
        その時まで――死ぬな(笑)

(アペイロン・アウト、ミストラル・イン)
  
ミストラル「ちょいと、あんた
    カイト「お?
  ミストラル「お久しブリの照り焼き。逢えなくて寂しかったんだよぉ。
        そうそう――ちょいと小耳に挟んだんだけどさ、
        Θ瓦解せる刹那の螺旋、なんかあるらしいよ。
        刹那――いい響きだぁねぇ。

    
カイト「あんた、ただ者じゃないな……
  
ミストラル「あたし一人で行かせる気かい?
    
カイト「だったら?

Θ瓦解せる刹那の螺旋・ダンジョンB1F
  ミストラル「
やっぱ男だねぇ…
    
カイト「当たり前だ。俺が女に見えるか

(ボス戦後)
  ミストラル「おまえさん――いったい、どこでそんな技を?
[カイトは、またも熱く語った]
  ミストラル「そーかいのオルカ……
    
カイト「知ってるのか。あいつ――オルカのことを?
  
ミストラル「おっと、いけない。バッテリーが。その話は――また今度にしようじゃないかえ。
(ミストラルゲートアウト)
    
カイト「なんでやねん!

Θ呪われし失意の楽園
ブラックローズ「
記憶――わたしの思い出…

(地下3階・クマいっぱいの部屋)
    
カイト「納豆くさい…

ハロルドの手記「白い、大きな大きな小さい黒い犬がマサカリかついで、
        どんぶらこぉ、どんぶらこぉ、おぼれました。

ブラックローズ「悲しい話ね…
    
カイト「わからない……。でも――いや、そんなバカな……
ブラックローズ「一般的に落ちにくい。あなたの負けかも。
    
カイト「違うっ! そんなことが、あってたまるかっ!
ブラックローズ「ま……まぶしい

  
碑文の断片「みるみる頭がよくなる! 驚異のパワー!! NAS△開発の新素材使用!
        これで友達に差をつけよう! クラスの人気者になること絶対確実!
        分割あり

ブラックローズ「いけませんいけません
    
カイト「うん…

Θタウン
ブラックローズ「さらば愛しき青春の光と影
    
カイト「また――逢えるよな……

ブラックローズからのメール「無題」
あれから、ずっと考えています。
私は、しばらく姿を消します。
探さないで。私は大丈夫だから。
たぶん…


Δ萌え立つ過越しの碧野
     
ボブ「オルカの友達だぁ? へんなの。で、本人はどうしたのよ?
    
カイト「あいつは、Uノザワに――
[カイトはオルカがデータドレインされたことを話した]
     
ボブ「そーかい……おっといけねぇ。あいつの口癖がうつっちまった。
    
カイト「そーかいのオルカって――そ、そうだったのか…!
 
    ボブ「あんな足くさいバカでも、いなくなると寂しいもんだな。
        あんた、あいつとは、どういう?

    
カイト「手伝ってくれ、と。
     
ボブ「その様子じゃあ――何を手伝うか、それさえ、判ってないんとちゃう?
        Δ埋もれし異教の熱砂。そこでリンダって女に会うといい。
        運がよければ何か判る――かも。

    
カイト「乳でかい?
     
ボブ「だったらどうよ?
(覚醒の秘伝書入手)
     
ボブ「あいつに頼まれたもん、あんたに渡しとくわ。
    
カイト「ご丁寧に、どうも。

Δ埋もれし異教の熱砂・ダンジョンB3F
    リンダ「オルカの友達?
    カイト「でも、足はくさくない。
    
リンダ「あのバカが何をしようとしてたか、それを、知りたいのね?
        教えない――って言ったら?

    カイト「じゃあ、いい
    
リンダ「ふーん……
                 淡白。
        つまんない。
           会って損した。
               ばいばい。

    カイト「そうは問屋が在庫切れ。
    
リンダ「やっぱオルカの友達だわ。わけのわかんなさが似てるかも。
        じゃあ、教えてもいいか。どうしよっかなぁ……。あのバカ――オルカはね、
        母親を探してたの。きっとアクセスしてるはずだって。
        そんなんムリに決まってるじゃん。

    カイト「あきらめちゃだめだ。
    
リンダ「見つかりっこないよ。
    カイト「でも、ぼくは――主人公だから。
    
リンダ「そりゃ、すごい。参った参った、成田山。
        そんなら、Δ孤立せる沈黙の大蓋に、行ってみれば。
        そこがどーたら、言ってたよ、あいつ。


Δ孤立せる沈黙の大蓋・ダンジョンB3F・何も無い部屋
    カイト「手抜きか?

ブラックローズからのメール「秘密のベール」
情報を握る謎の女性とのコンタクト!
Θ大いなる最果ての沃土
にて、秘密はついにベールを脱ぐのか?
『死闘への誘い 急戦1六歩!』

歩のない将棋は負け将棋



Θ大いなる最果ての沃土
ブラックローズ「待ち合わせ、ダンジョン入口にすればよかった……。最深部だなんて――

(地下3階)
ブラックローズ「ほら、あちらに――
(リョースとメグの会話)
     
メグ「はい。いいえ。ご意志のままに……
(リョース消える)
ブラックローズ「こんにちは。はじめまして。メールしたブラックローズです。
     
メグ「ごめんなさい。
ブラックローズ「いいえ、いいんです。でも、なぜ、謝りますか?
     
メグ「あたし、脅迫されてるんです。
        野グソたれてるとこ見られたらしくて…。だから、情報提供はできません。
        ごめんなさい! でも、こんなこともあろうかと、BBSに書いておいたから……

(メグ帰る)
ブラックローズ「野グソをネタに脅迫するとは……
        そこまでして思い出させたくない私の記憶っていったい…!?

    
カイト「それよりも、BBSだ!

BBS「オルカさぁ〜ん」へのレス
   ジョディ「はじめてログインした日、オルカって人にうるさくつきまとわれました。
    ラナン「ぼくは通りすがりのオルカさんにダマされた。
   ゴマヘソ「こないだの、ザワン・シン退治イベント、
        めちゃくちゃにしたのはオルカだったらしいぞ。
  (セロリン「オルカって誰?)
   ゴマヘソ「オルカは別の名を「そーかい の オルカ」と言って、
        なんでもかんでも「そーかい、そーかい」といいつつめちゃくちゃにする困った人です。
        はたで見てるぶんには面白いんだけどね…
   セロリン「聞くんじゃなかった…>オルカ

ヘルバからのメール「蒼白く柔らかな器官」
Θ選ばれし絶望の虚無 いい響きね。

アウラからのメール
おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。おいしいもの食べたい。

Θタウン
ブラックローズ「私は……仲間はずれ?
    
カイト「ヤツがおれを呼んでいる……。危険がデンジャラスゾーンなのさ!
        それでも、俺には――やらなきゃならないことがある。

ブラックローズ「空前絶後の大冒険。
    
カイト「ああ、そうさ。そうだとも!
ブラックローズ「倒すのよ。私も行く。一緒に、行く!
    カイト「あ
ブラックローズ「勝手に行くなんて許さないよ

(一人で行こうとする)
    
カイト「ブラックローズ…どーすりゃいい? 連れてきゃ、いい。

Θ選ばれし絶望の虚無
(腕輪が光る)
    カイト「これ見て〜。ほら。ほらほらほら〜。

(スケィス戦前)
    
カイト「たみよっ!?
    アウラ「違います。私ハムスターじゃない! あたしは――
    
カイト「じゃあ、たまみ? カブト虫のたまみ――そうだなっ!?

(アウラDD スケィス戦へ)
(クビア登場。ヘルバ、クビアを見上げ、)
    
ヘルバ「弱酸性の弟よ、笑え……

エピローグ

   おれたちは、なにもわかっちゃいなかった。
   まさか――ブラックローズが……
   俺の母さんだったなんて