科学大迫力研究所にて

入口には、大きく
KEEP OUT! 

看板には、

「*科学大迫力研究所ッ!   
   *押し売り、新聞勧誘お断りッ!」

と、書かれている

みなさんお待ちかね「ぼ・う・さ・ん・が…屁をこいたッ!」

みなさんお待ちかね「…そのままゆっくり振り返りな。
          ちょっとでもお茶の間をわかすような素振りを見せると
          思わず引き鉄を引いてしまうトカ。
          光るッ! 回るッ! 音が出るッ! 抜けばタマ散る紅の光線銃ッ!
          もしかするとすごいショッキングなシーンが繰り広げられるトカ」

アシュレーゆっくりと振り返る。
トカ・ゲー登場♪


  リルカ「ああ〜〜ッ!!」
   トカ「ひ、人を呼ぶわよッ! 誰か、誰か〜〜ッ!
      不法侵入よ〜〜ッ! であえ、であえッ!」
   ゲー「げげげー、げげげー」
アシュレー「…い、生きていたのか…」
   トカ「ミミズだって、オケラだって生きているから超カッコいいんだトカ。
      生きてるって信じられないくらい素晴らしいことなんだトカ」

アシュレー「普通、信じてるさ それくらい。
      ――にしても、どうしてここにいるんだッ!
           ヘイムダル・ガッツォーに乗っていたんじゃないのか?」

  リルカ「あれからみかけなくなったもんね」
   トカ「いやッ! そのことこふれないでッ! 我輩の過去を詮索しないでッ!」

画面暗転、トカにスポットライト

   トカ「そう、あの日我輩は――」
アシュレー(あ、自分から話しはじめた)
  リルカ(聞いてほしいんじゃないの? そういう人、けっこういるみたいよ)

画面、もとにもどる

   トカ「何と、ヘイムダル・ガッツォーに乗っていなかったトカ…」
アシュレー「――オデッサの最終作戦なのに…。アンタ、ホントに構成員なのか?」
   トカ「実は我輩も少々、心許ない。
      たぶん、アレじゃよ。
      我輩のことを大切に思っているから(デフコン)Bまでしか要求しなかったトカ」

アシュレー「まあ、アンタたちなら足を引っ張りかねないからな」
   トカ「一度くらいヴィンちゃんと作戦行動してみたかった…」
   ゲー「げげ〜」
  リルカ(そういえば…。
      わたし、この人たちがオデッサのヤツらといっしょに行動してるの見た事ないよ)

アシュレー(たしかに…。たぶん、利用されるだけだったんだよ)
  リルカ(うわッ、みじめ…。痛々しいわね)
   トカ「なんだか同情票をかき集めてトップ当選の勢いだが…。
      我輩のほしいのはそんなもんではなーいッ!
      テロリストの片棒担いでまで手にしたかった我輩の夢…。
      それは、無限に広がる星の海ッ!」


アシュレー「…だいじょうぶか、アンタ…!?」
   トカ「公序良俗にはチトうるさい自称良識人に向かって何事ですかーッ!!」
アシュレー「だって、突拍子もないことを言い出すじゃないか、いつも。
      そもそも、何でアンタたちみたいな…、
      …その、個性的なのがオデッサなんかに与したんだ?」

   トカ「土の匂いと我輩の気持ちを知っているトカッ!?
      赤いトラクタービームにいざなわれて今ッ! 秘密の秘密過去の秘密を暴くッ!!」

アシュレー「ひとつ、簡潔に頼むよ」
   トカ「我輩らは、故郷に帰るためテロ活動にいそしんできました。
      悪いことは もう、いたしませんトカ」
アシュレー「アンタ、やればできるんじゃないかッ!
      すごいぞ、こんなに簡潔だなんて。――科学かッ!?」

  
リルカ(よしなよアシュレー…。何だか科学をバカにしてるみたいよ)
   トカ「――科学… そう、科学ッ! 科学が我輩を改心させたトカッ!」
アシュレー「思いっきり、科学で道を踏み外しておいて 今更、何を言い出すんだ」
   トカ「信じられぬトカッ!? 我輩らはただ故郷へ帰りたいだけなのにッ!
      その夢さえかなえられれば、人畜無害にして無病息災、
      あなた方の平穏は約束されるであろう…。
      あんまり平穏すぎちゃって、人生に退屈をきたすおそれもあるトカ、ないトカ…。
      そのうち、食料の概念が消失し、
      穴っぽこの中で五穀を断っているうちに経を唱える声が小さくなっていく…。
      わーおッ! 考えただけで悟りを開きそうッ!!」
  
リルカ「ホントにだいじょうぶかなー…」
アシュレー「信じるしかないな…。――で僕たちは何を、どうしたらいいんだ?」
   トカ「わーおッ! ありがたき幸せだトカッ!
      では、ならず者戦闘部隊の諸君ッ! 
      我輩の家であるココをさっそく案内してくれたまえ」
  
リルカ「わ、ココって自分ちだったんだ…」
アシュレー「ちょっと待て。なのに案内して欲しいとはいったいどういうコトだ」
   トカ「閉め出されたんだよ、セキュリティシステムに。
      いよいよもってコンピュータの反乱ッ! こいつぁ、一級品のハードSFだトカ。
      …おのれ、あじなマネを。
      だがしかしッ!! 
      『虎穴に入らずんば孤児を得ず』と覆面レスラーの格言を引用するならばッ!
      ここで難儀な思いをしておけば、後々楽チンになるんだトカ」
アシュレー「双方共にバグってるとしか思えないな。
      ――まあいいか。とにかく案内してやるから、故郷にでも、どこにでも帰るんだぞ」

   トカ「かーんげきーッ! 若者のUターンばんざーいッ!」
   
ゲー「げっげげッ!」

トカとゲー、パーティに加入

(ここで、外に出ようとすると)
   トカ「に、逃げるトカ? 諸君らが愛してくれた我輩ですぞ」
画面暗転、トカにスポットライト
   トカ「口笛吹いて、空き地に行ったとしても
      我輩ほど、ビックリするような英雄好漢とはもう、逢えないやもしれませぬぞ」

操作中のキャラが返答
アシュレー「わッ、わッ、わぁ〜ッ! 危険なんだからそのくらいにしておいてくれよ」
 ブラッド「…………」
  リルカ「まったく…。どこからピンスポ出してんだか…」
  ティム「わ、わかりましたからそんなに暗くならないでください」
  カノン「こういう役回りは不慣れだ。アシュレー相手に頼む…」
マリアベル「そういう被害者意識もろ出しなトコがわらわの高い誇りにひっかかるわ」
画面もとに戻る
   トカ「わーおッ! 恐怖至極ぅッ!」



真ん中の柱をエレキテルで撃って、UFOのドッグへ。

アシュレー「何なんだ、これはッ!?」
   トカ「我輩らが星の海へと帰るために造りし恒星間UFOだトカ」
  
リルカ「星の海って…。アンタたち、いったい何者なの?」
   トカ「おしげも無くさらした眩いばかりの姿のアレコレを大公開だトカ。
      このド迫力な豊満ボディに秘められた、まったくもって、いい御身分…。
      そいつはいったい…」
アシュレー「長いぞ、そしてまたみんなを置いてきぼりにしているぞ」
   トカ「(中略)――と、いうわけで…
      我輩らはブラリ、きままに飛来したリザード星人なんだトカ。墜落したともいう」
  
リルカ「うそッ!? じゃあ、宇宙人なんだッ!
      どおりで世界観がまるでデタラメだと思ったッ!」


アシュレー、仲間を振り返り、

アシュレー「よし、侵略者を撃つぞ」
   トカ「あにすんだよ、いきなりッ! 穏やかじゃないな」
   
ゲー「げげっげーッ! げっげげ―ッ!」
   トカ「とにもかくにも…
      惑星連邦に所属していない辺境くんだりまで来てくれる救急戦隊などいないんだトカ…。
      だったら自分たちのチカラで何とかしなけりゃいけないんだトカ。
      これって、被害妄想? 違うよね?」
   
ゲー「げー…」
アシュレー「いきさつはどうであれ、故郷に帰ってくれるならお安いごようさ。
      さっそく、惑星Fから追放…――じゃなくて、送り出してやろう」

  
リルカ「みんなが幸せになれる選択だね」
   トカ「取っておきの『宇宙エンジン』はもうすでに取り付けてある。
      あとは乗り込むだけだトカッ!」


セキュリティシステムの前へ。

アシュレー「何だこれはッ!?」
   トカ「うむ、我輩の設置したセキュリティシステムだトカ」
  
リルカ「だったら早く何とかしてよ」
   トカ「それが、コンピュータの反乱で肝心要のご主人様を認識しないトカ。
      いよいよハードSFの本領発揮だトカ」
アシュレー「何だよ、『ハードSF』って。さっきから言ってるけど…」
   トカ「ハード、ソフト…。――ふつうくらい?」


アシュレー達、顔を見合わせる

アシュレー「何とかは放っておいて僕たちで解除するぞ」
   トカ「そのリアクション、覚えているトカッ!」

クイズに3問セットで正解した後先へ。
またクイズに3問正解して先のコントロール室(?)へ。
操作盤の前に何かが召喚されそう!


アシュレー「な、何が始まるんだッ!」
   トカ「今、禁断の静寂を破ってブルコギドンが蘇るッ!」
  リルカ「ブルコギドンって、事ある毎に言っていた、あのブルコギドンのことなのかな?」
   トカ「左様ッ!
      猛悪と驚異に彩られた破壊の象徴にして、悩ましポーズのブルコギドンッ!
      そいつが今ここにッ! ブールーコーギードーンッ!
      さあ、みなさんごいっしょにッ! ブールーコーギードーンッ!!」

   ゲー「げっげげげ、げ―――ッ!」

  リルカ「でもさ…、ここのコンピュータ壊れてるんでしょ?
      だったら、誰が味方で誰が敵であるかなんてわからないんじゃないの?」

少しの間の後、トカ&ゲー、アシュレーらの後ろに隠れる。 

   トカ「た、助けてーッ! 頼れるおにいさーんッ!」
アシュレー「どうしてアンタたちの面倒をここまで見なけりゃいけないんだよッ!」

暴れ怪ロボット・ブルコギドン戦。
結構強いけど、なんとか撃破。


   トカ「くわ〜…。我輩のブルコギドンが…」
アシュレー「何とか勝利を収めたんだ。諦めるんだ」
   
トカ「さようなら…。
      我輩たちに正義と勇気を教えてくれたでっかい人…
      …ブルコギドンッ!!」

  
 ゲー「げ〜」
アシュレー(…でっかい、人…?)
     「…妙なところに感情移入するんじゃない、先を急ぐぞ


トカ&ゲー、しずしず歩いてパーティに再加入。
UFOのハッチの近くへ。


   トカ「わ〜お…ッ! 
      やっぱ間近で見るとホレボレしちゃうトカ、しちゃわないトカ。
      さすがは我輩の設計した宇宙エンジン『ゴリ押し』なのだ。
      この形状を飛ばしちゃうなんて…」
   
ゲー「げー」
アシュレー「さっそく実験を兼ねて本番に臨もうッ!」
   トカ「あんた、怖いことをさらっと言うね…」


鳴き声と共に、犬が数匹登場。

  リルカ「な、何なの? もしかして、犬の取り立て屋かな?
      アンタ、どうぶつ金融にでも手、出しちゃったの?」

   トカ「なぜに我輩らが追い込みかけられねばならんトカッ!
      言うならば、こやつらは義兄弟。
      理想の科学者をお慕い申し上げる、うれしはずかし運命共同体」
アシュレー「要約するところの知り合いなのか?」
   トカ「――っていうか同志だトカ。
      我輩らを故郷へ旅立たせてくれるためのボランティアとして協力してもらったトカ」
   
ゲー「げっげー」
  
リルカ「変なところで人望(?)があるんだね」
アシュレー(生態系を乱さないように自然界が何らかの作用をしたとしか思えないよ…)
     「どうする? 連れて行くのか?」

   トカ「別れは惜しいがそうはいかんトカ。
      我輩らが、行く運命(さだめ)ならば、残って見守る運命もある。
      こやつらにファルガイアを託すのだ」
アシュレー「ホント、かっこいいです。
      勝手に僕たちの星を託してしまうのは、どうかと思うけど」

   トカ「宇宙の海は、星の海ッ!
      別れろ切れろは離陸の時に言う言葉ッ!
      我輩を敬愛するモノどもに見送られ、いざ行かんッ! 星の海へッ!」
   
ゲー「げっげーッ!」

UFOのハッチが開く。

   トカ「飛んでっちゃう〜〜ッ!」

トカ・ゲー、UFOに入り、UFO飛び立つ!

  リルカ「行っちゃったね」
アシュレー「ああ・・・」

帰ろうとしたら、なんか落ちてくる。

アシュレー「何だ、これ?」
  
リルカ「うわッ、もしかしてUFOのパーツかなんかじゃないの?」

アシュレー「うわあッ! みんな、全速離脱だッ!」


光とともに、UFOの残骸・トカ・ゲーが落ちてくる。

   トカ「ファルガイアの重力に魂引かれたトカ〜・・・」
   ゲー「げげ〜」

落ちてきた物体を調べるとマリアベルのフォースアビリティを修得。

   トカ「身震いするほど、ハラが立つトカ〜…」
   ゲー「げげげげげげ、げー」

帰る。

再び入ると、早くもUFOの外形は完成しているっ!
(彼らに話し掛けると、)

   トカ「あきらめなければ何とかなるトカーッ!」
   ゲー「げっげー。げっげっげっげー」

 

オワリ

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