ゲートブリッジにて

入ると振動が起こる(ゲートを上げた音)。

アシュレー「何だこの振動はッ!?」
  リルカ「穏やかじゃないわねッ!」

場面が切り替わり、トカ&ゲー登場。

   トカ「うっひょ〜ッ!! 可憐爆発ッ! 大胆素敵ッ!」
   
ゲー「げっげーッ!」
   トカ「ここから先は、渡りたくても渡れないトカッ!
      あったまい〜ッ! そして我輩、カッチョええ〜ッ!
      ゲートを上げてしまえばもうこっちのものだトカ」


切り替わり、アシュレーサイド。

アシュレー「前方のブリッジが開いているッ!? くそ、やつらの仕業だなッ!」
 ブラッド「ならば降ろすまでのこと。俺にまかせてくれ」

ブラッド、パネルを操作しゲートを下げる。

   トカ「あわ? あわわわわわッ!? せっかくの作戦が水の泡」
   
ゲー「げ〜」
   トカ「ちょろくさいッ! もう一度、あげるトカッ!?」


トカ、パネルを操作。

   トカ「ありゃりゃりゃ…。いったいどうしたことトカ?」
「*エネルギー不足です。ブリッジの開放まで5分のチャージタイムが必要です」
   トカ「はら〜〜〜〜〜ッ!?」

アシュレーサイド。

  リルカ「何だかわかなんないけど、とにかくOKみたいだよ」
アシュレー「もう一度ブリッジが開放される前に渡りきってしまうぞッ!」

敵を避けつつ5分以内にブリッジを渡る。

(5分以内に渡りきれなかったら、)

振動の後、上がった橋の前で、

アシュレー「…ッ! 橋が上がってる…

      またコントロールパネルを操作しなくちゃいけないってことか」


5分以内にたどりついた場合、橋の上にて。

アシュレー「よし、橋は降りたままだ。このまま一気に駆け抜けようッ!」

画面切り替わり、トカサイド。

   トカ「やんちゃなさかりの過ちゆえに、さかりがついたらもう、止まらないトカ」
   
ゲー「げげッ!?」
   トカ「安心したまえ、ゲーくん。我輩は紳士だよ…。
      紳士だったら知っている、執事はヒツジと知っているモノだトカ」
   
ゲー「げ?????」
   トカ「紳士は暴力を好まない。でも、言葉の暴力はだーい好きだトカ。
      さっそく言葉責めの準備だトカッ! 
      お上も黙っちゃいられない、検閲安地の危険なセリフが、やあ、満載」
   
ゲー「げげっげげげげー、げげっげ」
   トカ「何ですと?
      それでも連中が怯まなければどうするんだってッ!? …知れたことだトカ…。
      ブって、ブって 言うこと聞くまでブチのめすッ!
      紳士の仮面をかなぐり捨てて、インテリヤクザの時代はもう終わったトカ…」

アシュレー、橋を渡ってトカ&ゲーと対面。

   トカ「待ちかねたぞ諸君…」
   
ゲー「げっげーッ!」
アシュレー「またアンタかッ!? 性懲りも無くッ!」
   トカ「フフフ、左様…。
      今や全国津々浦々にとどろきわたる、
      魔法のテロリスト『オデッサ』の隠し球、トカとゲーとは、我輩らのことよ。
      けして怪しい者ではない」
アシュレー「『隠し球』じゃなくて『危険球』のまちがいじゃないのか…?」
   トカ「何それ? もしかしてホメ言葉トカ?
      やっぱり我輩たちには、隠しても隠しきれない甘く危険な香りがつきものだトカ」
   
ゲー「げげ〜〜」
アシュレー「――で、今日は何の用なんだ?」
   トカ「知れたことよッ!
      我輩の頭脳とッ! ゲーのパワーッ! さらに加えて、我輩のカッコ良さッ!
      どこをとっても一流の我輩たちが、
      ファルガイアじゃ二流の諸君らに渡す、見たことの無い最後の引導ッ!
      ヤケドじゃすまないぜ」
アシュレー「僕たちも、ここで引き下がるわけにはいかないッ!
      立ちはだかるなら突き崩すのみッ! ゆくぞッ!!」

トカ・ゲーと交戦。

勝利。

   トカ「なっとく、いかーんッ!」
   
ゲー「げっげげーッ!」
   トカ「鼻血噴くまで殴りあっておるのに、まったく『友情』芽生えんとは何事かッ!?
      我輩の計算式に、何か大切なモノが欠けてたトカ? もしかして『季語』?」
アシュレー「そこをどいてもらうぞ。僕たちに遊んでるヒマは無いッ!」
   トカ「フッフッフ…。所詮、我輩らは捨て駒よ…
   
ゲー「げっげっげげげ。げげげっげっげ、げーっげッ!」
   トカ「失敬、失敬…。さっきのノーカンね。
      ………
      やるじゃねぇか、若いの…。
      こうなったら、とっておきたいとっておき、公開以来堂々のNO.1ッ!
      お代は、見てのお帰りだトカッ!」


トカ、改造タラスクを召喚し、戦闘へ。

勝利。

   トカ「や、やるせねぇーッ!
      ビックリドッキリ級の再生改造怪獣軍団(?)までもが、
      赤子の手にサブミッションかのごとくッ!
      やっぱりアレか? 『再生改造』がマズかったトカ?
      おのれ…。ブルコギドンさえあれば。
      誰もがしびれる、ブルコギドンさえ完成していれば…。
      昨日今日逢った三下どもに遅れをとることなど、ムダ毛ほどもありはしないのにッ!
      身震いするほど腹が立つッ

  
 ゲー「げっげーッ
   トカ「だがしかし、我輩らのあすなろ伝説は今、始まったばかりだトカ…。
      今日の科学的ノウハウは、きっと我輩らを約束の地に導くこと必至。
      その日を楽しみに、首を長くして待っていたらこんな姿に…。」
アシュレー「そ、そうだったのか…?」
   トカ「バカか? おめぇッ!? ンなコトあるわけないだろうがッ!
      我輩らは、生まれた時より誇り高きこの姿。
      俗に言う『生まれたまんまの姿』というヤツだトカ。
      ――どっちにせよ、
      我輩らは諸君らの足止めにかつて無いほど見事に成功をおさめた。
      静聴、感謝感激」
アシュレー「しまったッ!」
   トカ「やあ、すこぶる好計ッ!
      我輩のおしげもなくさらしたまばゆいばかりの智将っぷりに、
      ヴィンちゃんもきっとご満悦の様子?
      青春の虚像と我輩には、どこまで行っても追いつけぬものトカ。
      10代最後の思い出に、
      去り行く我輩らの姿を節穴同然のドングリまなこに焼き付けたまえ。
      アデュー…ッ!」

トカ・ゲー、マンガ的に走り去る。

  リルカ「まさに、トカゲのシッポ切りね…」
アシュレー「くッ! 奴らよりもオデッサ本隊の追跡を優先するぞッ!」


オワリ

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